レクサス(LEXUS) IS F5.0 キャリパー塗装/キャリパーペイント/ブレンボキャリパーオーバーホール/ブレンボロゴ/車両持込
- atom watanabe
- 9月28日
- 読了時間: 8分

★施工内容★
・IS F5.0 キャリパー塗装(サーキットグレイ)
・ロゴ brembo (レッド)
・IS F5.0 キャリパー オーバーホール
(ピストン清掃、ピストンシール類新品交換)
【レクサス(LEXUS) IS F5.0 キャリパー塗装前の状態】








1. 塗装の剥がれ・変色
キャリパーはブレーキ時に高温になるため、塗装に大きな負荷がかかります。とくにサーキット走行やスポーツ走行などで高温にさらされると、塗膜が焼けて変色したり、気泡が発生して剥がれの原因になります。また、施工不良(脱脂不足や下地処理不足)があると、温度変化や湿気の影響で早期に剥がれが発生することがあります。
2. ブレーキダストによる汚れ・腐食
ブレーキパッドから発生するダスト(鉄粉やカーボン成分)は非常に細かく、キャリパーの表面に付着しやすいです。これが蓄積すると、塗装面を浸食したり、化学反応により変色・腐食の原因になります。特に赤や黒などの濃色キャリパーでは汚れが目立ちやすく、美観が損なわれやすいです。定期的な洗浄が推奨されます。
3. ボルトやパッド周辺の摩耗・劣化
キャリパー本体が美しくても、固定ボルトやブレーキパッド周辺のパーツが劣化すると全体の性能に影響が出ます。高温や振動によってネジが緩んだり、ゴムブーツが割れることで、内部に水分が入り錆が発生します。これが進行するとピストンの動きが悪くなり、ブレーキ性能が低下する可能性があります。定期点検とグリスアップが重要です。
【キャリパーのオーバーホールとは?】

ブレーキキャリパーのオーバーホールとは、キャリパー内部のピストン、シール、ダストブーツなどの消耗部品を分解・清掃・点検・交換し、キャリパー本来の性能を回復させる整備作業です。キャリパーはブレーキシステムの中でも極めて重要な役割を担っており、ブレーキペダルの操作に応じてピストンを作動させ、パッドをローターに押し付けることで車を減速・停止させます。この一連の動作が正しく機能するためには、内部のパーツが良好な状態である必要があります。しかし、キャリパー内部は高温・高圧・湿気といった過酷な環境にさらされるため、時間の経過とともにゴム製のシール類が劣化したり、ピストン周辺に錆やスラッジが蓄積して動作不良を引き起こすことがあります。特にスポーツ走行やワインディング、ストップ&ゴーの多い市街地での使用など、ブレーキに高負荷がかかる状況が多い車両では、シールの焼けやブーツの亀裂などが起こりやすく、内部のトラブルに気づかないまま乗り続けてしまうと、制動力の低下や引きずり、最悪の場合にはブレーキフルードの漏れにつながる恐れもあります。オーバーホールでは、こうした消耗や劣化箇所を発見・交換し、ピストンの動きを滑らかに保つことでブレーキ本来の制動力を取り戻すことができます。作業工程としては、キャリパーの取り外し→ピストンとシールの分解→洗浄→状態確認→新品パーツの組み込み→組み立て→装着→エア抜きという流れで行われ、専門的な知識と技術が求められます。
【オーバーホールの作業工程】
1.取り外し・分解

まず車両からブレーキキャリパーを取り外し、ブレーキラインを切り離して内部のブレーキフルードを抜き取ります。次に、ピストンを慎重に引き抜き、内部にあるダストブーツやピストンシールなどのゴム部品を取り外します。分解した部品は点錆や腐食の有無を丁寧に確認し、状態に応じて交換が必要です。これらの点検を怠るとブレーキ性能に影響が出るため、細かくチェックすることが重要です。安全な走行のために、キャリパーの内部をしっかり整備することが求められます。
2.洗浄・点検

ブレーキフルードは吸湿性が高いため、キャリパー内部に水分が入り込みやすく、その結果、腐食やスラッジが発生しやすくなります。これらの汚れや錆は、専用のパーツクリーナーやワイヤーブラシを使い、丁寧に除去することが重要です。洗浄作業により、ピストンの動きやシール溝の状態を詳しく確認できます。もし摩耗や変形が見られた場合は、安全性を確保するために該当部品を必ず交換します。こうしたメンテナンスを行うことで、キャリパーの性能を維持し、ブレーキの安定した動作を保つことができます。
3.組み立て
洗浄と点検が終わった後は、新品のシールキット(ピストンシールやダストブーツなど)を使ってキャリパーの再組み立てを行います。ピストンを挿入する際には、専用のシリコングリスやブレーキグリスを塗布し、スムーズな動作とシール性能を確保することが大切です。このグリスは摩擦を減らし、シールの劣化を防ぐ役割もあります。組み立て工程を丁寧に行わないと、ブレーキオイルの漏れやピストンの引きずりといったトラブルの原因になるため、細心の注意が必要です。適切な作業により、安全で安定したブレーキ性能を維持できます。
4.取り付け・エア抜き

組み上がったキャリパーを車両に戻し、ブレーキラインをしっかりと接続します。その後、ブレーキフルードを注入し、システム内に入ったエアを丁寧に抜く作業を行います。エアが残ったままだと、ブレーキペダルの感触がフカフカして制動力が低下するため、エア抜きは非常に重要な工程です。慎重に作業を進めることで、ブレーキの性能を最大限に発揮させ、安全な走行を確保できます。これでキャリパーのオーバーホール作業は完了となります。
オーバーホールの目安時期
一般的には、ブレーキキャリパーの点検やオーバーホールは5年から10年、もしくは走行距離が10万キロ前後を目安に行うのが理想的です。しかし、車種や使用状況によって必要なタイミングは異なります。たとえば、山道やサーキット走行、長期間の保管など、負荷が大きい環境で使用されている場合は、より早めの点検やオーバーホールが求められることがあります。ピストンの動きが悪くなったり、ブレーキが引きずる症状が出たり、ブレーキの戻りが悪くなる場合、また左右で効きに差が出る片効きが見られる場合は、速やかにオーバーホールを行うことが推奨されます。これらの不具合はブレーキの安全性に大きく関わるため、異常を感じたら早めの整備が重要です。適切なタイミングでオーバーホールを実施することで、ブレーキ性能を安定させ、安全な走行を維持することができます。
【カラー塗装】


1.シルバー×レッドの配色が高級感とスポーツ性を両立
キャリパーのボディカラーにシルバーを選択し、アクセントとして「brembo」ロゴにレッドを採用していることで、上品さとスポーティさが絶妙に融合しています。シルバーはホイールから見えると反射で輝きやすく、高級感を演出できるカラー。一方、赤のロゴがワンポイントとして視線を引きつけ、スポーツカーらしい主張を加えることで、ただのブレーキ部品ではなく“見せるパーツ”としての存在感が際立ちます。
2.ホイールの隙間から視覚的インパクトを演出
塗装されたキャリパーは、特にスポークが細いデザインのホイールと組み合わせることで、走行時・停車時どちらも視覚的なインパクトを発揮します。グレーや黒系ホイールとの組み合わせではシルバーキャリパーが際立ち、明るめのホイールには統一感を与えます。ブレーキという“動き”に関係する部品が目立つことで、車全体の走りのイメージや存在感が大きく引き上げられるのが魅力です。
3.ドレスアップとしての完成度が高く、カスタム全体の質を上げる
キャリパー塗装はボディカラーやホイールだけでは出せない“足元の演出”に直結します。このように質感の高いシルバーとブランドロゴの組み合わせは、エンブレムやグリル、サイドモールなど他の外装パーツとのバランスも取りやすく、カスタム全体に統一感と品位をもたらします。ホイール交換だけでは物足りないという方にも、ワンランク上のドレスアップとして非常に効果的です。
【レクサス(LEXUS) IS F5.0 キャリパー塗装完了】

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今回のご依頼は、ブレーキキャリパーをシルバーに塗装し、アクセントとして赤色のbremboロゴを施した仕様です。ホイールの隙間から覗くその姿は、まさに「魅せるブレーキ」。機能部品でありながら、しっかりとドレスアップ効果を発揮してくれる優れたアイテムです。シルバーという色は、上品で落ち着いた印象を与えるだけでなく、太陽光や街灯などの光を受けると輝きが増し、足元に立体感と奥行きを生み出します。ホイールのガンメタリックとの相性も抜群で、派手すぎず、かといって埋もれない絶妙なバランスを保っています。また、bremboの赤いロゴがアクセントとして際立っている点もポイント。走行中や停車時に視線を引きつける効果があり、見る人に“こだわり”を感じさせてくれます。ブレーキキャリパーは単なる制動装置ではなく、車全体のデザインを引き締めるパーツであることを再認識させてくれる仕様です。さらに、細身のスポークホイールとの組み合わせでは、キャリパーの造形美がしっかりと露出しており、視覚的な迫力が格段に増します。特にスポーティなクーペやセダン系の車両においては、こうしたキャリパー塗装によるドレスアップは、外観を“ワンランク上”に押し上げる要素となります。実用面でも、塗装によってキャリパーの表面を保護し、腐食やダストのこびりつきを軽減する効果があるため、美観を長期間キープできるというメリットもあります。
★そのほかのキャリパー塗装の施工例★
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