三菱 ランサーエボリューションX(CZ4A) 純正ブレンボブレンボキャリパーオーバーホール/キャリパー塗装/キャリパーリペイント/ランサーエボリューションレストア/車両持込
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三菱 ランサーエボリューションX(CZ4A) 純正ブレンボキャリパーオーバーホール/キャリパー塗装/キャリパー色褪せ/キャリパーリペイント/ランサーエボリューションレストア/車両持込
今回は、エボX(10)のキャリパーオーバーホールのご依頼です。今回のお客様は、東京都から車両持ち込みでの施工となります。
★施工内容★
・キャリパー塗装
・キャリパーオーバーホール(ダストブーツ、シール類交換)
施工前・施工後の比較
【キャリパー塗装施工前の状態】



1.全体的な塗装のクリア剥げ、色褪せ
エボXは発売からすでに19年が経っており、最終型のファイナルエディションも10年前ほどになり、キャリパーのクリア剥げ、色褪せは避けられない経年車になってきました。赤色のカラーは特に色が抜けやすい傾向になります。特にサーキット走行やキャリパーに熱が頻繁に加わると劣化も早く、塗装がダメになってしまいます。
2.ダストブーツ、シール類の劣化
キャリパーの部品にはいくつかのパーツで構成されています。パッドを挟み込むために押し出すピストン。その周辺のピストンリング、ダストブーツ。このピストンは金属製で出来てますが、リングやダストブーツはゴムの素材になり経年劣化する消耗品になります。ゴムの劣化は温度差の繰り返しで寿命が変動します。温度差が激しいと交換時期も早まり制動力が基準よりも低くなり止りずらくなってしまう事も。
【オーバーホールをしないとどうなるのか】

1.ブレーキ性能の低下
ダストブーツ等に亀裂や劣化がある場合、キャリパー内部のブレーキフルードのある程度の圧力は加わりますが、本来の圧力が加わらないため、想定している場所よりも先で車体が止まったり、ブレーキの効きがあまりない状態になってしまったりとただのゴムの部品でもかなり重要なパーツになりますので劣化等を発見した際は交換が必須になります。
2.ブレーキが効かなくなる場合も
シール類やピストンに亀裂や破損がある場合にブレーキペダルを踏み込むと、キャリパー内部のブレーキフルード圧力が亀裂部分から抜けてペダルが奥まで踏み込んだ状態になり、ブレーキが効かない状態になる事もございます。また、フルード内に空気が残っていても同じような現象になりブレーキが効かない状態になります。制動力は一番事故に繋がる部品のためシール類は定期的な点検が必要になります。
【キャリパー塗装とは】

キャリパー塗装は、愛車の個性を引き出す「カスタマイズ」と、経年劣化を蘇らせる「リペア」の両面で非常に人気の高いメニューです。ホイールの隙間から覗くキャリパーが鮮やかに彩られることで、足回りに力強いアクセントが加わり、車全体をスポーティかつ洗練された印象へと引き上げることができます。ブレーキシステムは走行中に激しい熱を持つため、塗装には専用の高耐熱塗料を使用。過酷な温度変化の中でも、美しい発色と皮膜を維持できる仕様になっています。また、単なる色替えに留まらず、お好みのロゴを入れたりデザインを加えたりすることで、世界に一台だけの個性を演出できるのも大きな魅力です。
【キャリパー塗装のメリット】

①リペアすることによる車の価値の向上
カスタムカラーで彩られたキャリパーは、将来的な売却時にも潜在的なバイヤーにとって大きな魅力となり、車両価値を高めるプラス査定の要素になり得ます。特に中古車市場では、細部まで手入れが行き届き、個性が光る車両は注目度が高く、需要を後押しすることがあります。また、キャリパー塗装は単なる美観の向上だけでなく、優れた保護効果を兼ね備えている点も重要です。特殊な高耐熱塗料でコーティングを施すことにより、過酷な走行環境やブレーキダストによる浸食からキャリパー本体をガードし、寿命を延ばす効果が期待できます。外部からの汚れやダメージを最小限に抑え、長期間にわたって新車時のような美しさを維持できることは、実用面においても大きなメリットと言えます。
②高耐久なキャリパー専用塗料
キャリパー塗装において、適切な塗料の選択は非常に重要です。専用塗料を使用することで、美観の維持だけでなく、以下のような機能的なメリットが期待できます。
高温耐性 ブレーキ操作によってキャリパーは極めて高温になります。専用の高耐熱塗料を使用することで、熱による膜剥がれや変色を抑え、過酷な環境下でも鮮やかな発色を維持します。
耐久性と抗腐食性 走行中の振動や飛び石、雨風などの厳しい気象条件からキャリパーを保護します。強固な塗膜が表面を覆うことで、錆や腐食の発生を防ぎ、パーツ自体の寿命を延ばすことにつながります。
均一で美しい仕上がり 複雑な形状を持つキャリパーに対し、適切な粘度の塗料を用いることで、ムラのない滑らかな質感を実現できます。この仕上がりの差が、足元全体の高級感を左右します。
豊富なカラーバリエーションとUV耐性 多彩なカラーパレットから愛車に最適な色を選択でき、個性を最大限に引き出せます。また、耐UV性能を備えた塗料であれば、太陽光による色あせを最小限に留め、長期間にわたって美しいコンディションを保つことが可能です。
これらの特性を兼ね備えた施工を行うことで、キャリパー塗装はドレスアップと機能維持の両立を叶える価値あるメンテナンスとなります。
【キャリパー塗装のデメリット】
【エボX(10)純正ブレンボキャリパーオーバーホールの手順】


1.車体から取り外し
リフトを用いてキャリパーを外していきます。取り外し手順は基本的にキャリパーは同じになりますので割愛します。

2.洗浄、研磨、下地処理
キャリパー洗浄は下地処理においてかなり重要になっていきます。研磨するからと洗浄を怠ってしまうと、塗装を剥がす際、洗浄が不十分だと目地に汚れ等が少なからず入り塗装の定着に悪影響となります。洗浄後は研磨作業に入り、剥がれたクリアを全部剥がしベースカラーもブラストで剥離し、下地処理を行っていきます。


3.キャリパー塗装(ロゴ制作)
今回のカラーはサンプルカラーのレーシングレッドになります。純正のカラーが赤ではありますが、若干茶色みがある赤でお客様も赤!って感じをご希望でしたのでサンプルカラーのレーシングレッドをお選びいただきました。塗装工程は、白のサフェーサーを塗布します。明るい色を塗装する際は、下地の色がかなり重要になります。サフェーサーにも白、グレー、黒の3種類が基本となり、ベースカラーによって用途を変えます。ベースカラーを塗布後にご希望のロゴをインストールしクリアで艶感を出して仕上げていきます。キャリパー塗装で一番多いお問合せが、耐熱塗料を使って塗装しますか?というお問合せですがキャリパー専用の塗料を使用しているカラーもあれば、ボディ色と同じ色がいいというご要望もある場合は、耐熱塗料にはなりません。耐熱塗料ではない場合は塗料が剥がれてきますか?と思う事もございますが、通常の使用、通勤、ドライブなどであれば特に問題はございません。色褪せや剥がれる場合は、サーキット走行などキャリパーに高熱が加わる場合に懸念が生じますのでサーキット走行もする方は耐熱塗料をお選びいただく方が安心かと思います。



4.ダストブーツ、シール類交換
シール類の交換作業になります。純正ブレンボになりますので交換部品も同じ純正品を使用します。ブレンボ製以外の曙キャリパーなどは社外品で純正品価格の半額以下で売られている場合もございますが、ブレンボに互換性はないのでシール類はケチらず純正品を使いましょう。ブレンボはシールキットだけでも数万円になります。ゴム部品だけでこんなに?!となりますがブレンボキャリパーだから仕方ないと思うしかありません。ピストンは対向左右で大小の違いがあるので大きさを間違えずにはめ込んでいきます。


5.車体取り付け
シール類交換を行い、ピストンをはめ込んだキャリパーを車体に組んでいきます。規定トルクでボルト類を締め、ブレーキフルードのエア抜き作業も行います。ブレーキフルードは塗装にかなり悪影響で塗装の変色を起こす危険性もございます。塗装したキャリパーにかかってしまった場合はすぐに水で乳化させて洗い流してください。放置してしまうと再度塗り直しになってしまいます。
【施工前・施工後の比較】








クリア剥げや色褪せてたキャリパーが真っ赤なキャリパーとして蘇りました。比較してみてみると純正のカラーがかなり茶色っぽいくらい赤なのがわかりやすく比較できます。純正カラーは綺麗でも少し色褪せてみえてしまうのかもしれません。ブレンボキャリパーといったら定番の定番ですが赤に白いロゴが象徴的に思えます。




一般的には、ブレーキキャリパーの点検やオーバーホールは5年から10年、もしくは走行距離が10万キロ前後を目安に行うのが理想的です!しかし、車種や使用状況によって必要なタイミングは異なります。たとえば、山道やサーキット走行、長期間の保管など、負荷が大きい環境で使用されている場合は、より早めの点検・オーバーホールが求められることがあります。もし、ピストンの動きが悪くなったり、ブレーキが引きずる症状が出たり、ブレーキの戻りが悪くなる、また左右で効きに差が出る片効きが見られる場合は、速やかにオーバーホールを行うことを強く推奨します!これらの不具合はブレーキの安全性に大きく関わるため、異常を感じたら早めの整備が命!適切なタイミングでオーバーホールを実施することで、ブレーキ性能を安定させ、安全な走行を維持することができますよ!
カラーサンプルはこちらこら(サンプルにないカラーも塗装可能です)
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