OMP ステアリング コルシカ/ウルトラスエード(旧アルカンターラ)ステアリング張替え/ステアリング張替え/社外ステアリング張替え/MINI R56/トップマーク/ヨーロピアンステッチ/ステッチ3色施工/車両持込
- atom watanabe
- 7 日前
- 読了時間: 6分

★施工内容★
・ステアリング張替え
・ウルトラスエード(旧アルカンターラ)
・ヨーロピアンステッチ3色(オレンジ・ホワイト・グレー)
【OMPステアリングの張替えとは?】
OMPはイタリアのレーシングパーツブランドで、モータースポーツやサーキット走行向けに高品質なステアリングホイールを提供しています。OMP製ステアリングは、軽量で剛性が高く、グリップ感や操作性にも優れていますが、使用を重ねることで摩耗や劣化が避けられません。ステアリングの「張替え」とは、ステアリングホイールの外装部分(革やスエード、アルカンターラなどの素材)を新しく張り替えることです。これにより、見た目や触り心地のリフレッシュだけでなく、操作性や安全性の向上にもつながります。
【なぜ張替えが必要なのか?】
1. 素材の劣化
OMPのステアリングには、本革、スエード(アルカンターラ)などの高品質素材が使われていますが、以下の理由で劣化します。
・手汗や皮脂による汚れ
・紫外線による色あせ
・摩擦による表面のスレ
・湿気や乾燥による硬化や割れ
とくにウルトラスエード(旧アルカンターラ)は繊細な素材であり、長時間の使用で毛羽立ちやつぶれが発生し、グリップ感が悪くなります。
2. 安全性の確保
劣化したステアリングでは手が滑りやすくなり、咄嗟の操作が遅れる原因にもなります。レース用途では操作ミスが重大な結果につながるため、定期的なリフレッシュが推奨されます。
3. 操作性・快適性の維持
手に馴染んだグリップ感は操作性に直結します。革やスエードが傷んでいると、不快な感触や違和感が生じ、集中力をそぐこともあります。
【張替えの選択肢】
1. 専門業者に依頼
最も一般的で確実な方法は、プロの業者に依頼することです。OMPを専門に取り扱う業者や、ステアリングの張替えを専門とする業者に任せることで、高品質な仕上がりが期待できます。専門業者に依頼するメリットとしては、まず仕上がりの美しさが挙げられます。職人の技術によって丁寧に施工されるため、見た目や手触りのクオリティが非常に高くなります。また、使用する素材の選択肢が豊富に用意されており、本革やスエード(アルカンターラ)など、好みに応じたカスタマイズが可能です。さらに、ステッチの色やデザインも自由に変更できるため、自分だけのオリジナルデザインに仕上げることもできます。加えて、プロによる施工は耐久性にも優れており、長期間安心して使用できる点も大きな利点です。
2.DIYでの張替え
DIYによるステアリングの張替えは費用を抑えられる反面、技術的なハードルが高く、仕上がりや耐久性に大きなばらつきが出るのが難点です。特にカーブや縫製の処理は難しく、失敗すればやり直しができない上、見た目や操作性にも悪影響を及ぼします。さらに、素材や接着方法を誤るとすぐに剥がれたり劣化する可能性もあり、長期使用には不向きです。ステアリングは常に手に触れる重要な部品であることを考えると、確実な仕上がりを求める場合は専門業者に任せた方が無難でしょう。
【よく使われる素材と特徴】

ステアリングの張替えに使われる素材にはいくつか種類があり、それぞれに特有の質感や性能、用途があります。
・レザー
高級感のある見た目と、手入れのしやすさが魅力で、街乗りやツーリングといった日常的なドライビングに適しています。シンプルで飽きのこない質感が好まれます。
・パンチングレザー
表面に小さな穴が空いており、通気性が高く滑りにくいのが特長です。長時間の運転でも蒸れにくく、快適なグリップ感が持続するため、ロングドライブや高温環境での使用に向いています。
・ウルトラスエード
非常に高いグリップ力を持ち、手袋を使用した状態でもしっかりと握ることができるため、主にサーキット走行や競技用途に用いられます。ただし、素手での使用では摩耗が早まる傾向があるため注意が必要です。
それぞれの素材には特徴があるため、自分の使用目的や好みに合わせて選ぶことが重要です。
【ステアリング張替え施工前状態】

こちらのOMPステアリングホイールを見ると、いくつかの劣化が見受けられます。まず、左右のグリップ部分では、スエード素材が擦れて光沢が出ており、明らかに摩耗が進んでいる状態です。これは長期間の使用や、素手での操作によりスエードの毛羽立ちが潰れ、グリップ力が低下してしまってます。また、ステアリング上部のセンターラインにも同様に摩耗が見られ、頻繁に手が触れる箇所だけに劣化が目血、さらに全体的にスエードの色が少しあせており、もともとの深い黒からグレーがかった色に変化していることから、経年による劣化が進んでいることがわかります。
【張替え作業】
1.古い素材の除去

古い素材の除去は、ステアリングの張替え作業で最初に行う工程です。表面のレザーやスエードを丁寧に剥がし、接着剤やスポンジの残りもスクレーパーやサンドペーパーでしっかり取り除きます。下地を滑らかに整えることで、新しい素材の密着性と仕上がりが大きく向上します。
2.裁断

3.ステッチ

ヨーロピアンステッチは、主に高級車のステアリングや内装で使われる、美しさと機能性を兼ね備えた縫製技法です。このステッチは2本の針と糸を使い、左右から交互に縫い進めていくことで、縫い目がX字状に交差し、立体感のある上品な仕上がりになります。見た目に高級感があり、糸の色を変えることでアクセントを加えることもできるため、張替えの際には人気のある縫い方です。また、適切に縫えば強度も高く、耐久性にも優れています。ただし、美しく仕上げるには左右対称のテンションを保ちながら縫う必要があり、通常のステッチよりも時間と技術が求められます。ヨーロピアンステッチは、ステアリングの見た目を引き締め、細部までこだわった印象を与えるため、見栄えを重視したカスタムには非常に良いです。
【ステアリング張替え施工前、施工後の比較】
ステッチ

before

after
ステアリング

before

after
【張り替えの注意点】
・純正形状の維持
グリップの太さや形状は走行フィールに直結するため、張替え時に厚みを大きく変えないことが重要になります。
・耐熱性・耐摩耗性の確認
テアリングは直射日光にさらされるため、耐候性の高い素材を選ぶことが長持ちのポイントです。
・グローブ使用の有無
サーキット用でグローブを使うならグリップ力の高いスエードが最適。素手での使用が多い場合は耐久性重視の素材を選びましょう。
ステアリングは車の操作性に直結するパーツです。純正形状を守りつつ、素材の耐久性や使用環境に合わせて適切に選ぶことで、見た目だけでなく走行フィールも向上します。
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