ホンダ(HONDA)/インテグラ(DC5)/純正ステアリング張替え/ステアリングリペア/本革/レッドステッチ/ヨーロピアンステッチ/郵送施工
- atom watanabe
- 2025年12月20日
- 読了時間: 8分

★施工内容★
・純正ステアリング張替え
・本革レザー(ブラック)
・ヨーロピアンステッチ(ビニモ#14)
【ステアリング張替え施工前状態】





1.レザーのテカリ・擦れ
このステアリングは長期間の使用によって、レザー表面が摩耗して特有のテカリがみえます。特に上部のアーチ部分にテカリがあり、元のマットな質感が失われてしまっています。これは手汗、油分、紫外線、摩擦などのさまざまな原因によってレザーが薄くなったことでテカリや擦れに繋がっています。。劣化が進んでいると、レザーを剥がすときにウレタンが傷んでいる場合もありますので、丁寧に剥がしていきます。表面のテカリは軽めの劣化に見えますが、ウレタンまでダメージが進行していることもあるため、ステアリング張替え前の丁寧な下準備が重要になっていきます。
2.レザーのひび割れ
右側グリップ付近を中心に細かいシワや軽いひび割れがみられます。このシワはレザーが乾燥し、柔軟性が無くなってしまったことによる劣化で、特に触る頻度が高く握りが強い部分に現れやすいです。シワやひび割れは表面の劣化だけでなく、ウレタンが潰れたり硬化してしまっている場合もあります。ステアリング張替えの際には、レザーを剥がしたあとにウレタンの状態をチェックし、穴が空いてしまっていたら埋め直したりなどの施工を行うことで仕上がりのクオリティに関わります。レザーがひび割れてしまっていると、粉が吹いたりザラザラしたりして運転中に気になりだしてしまうこともありますので、早めのステアリング張替えをおすすめいたします。
3.ステッチ周りの劣化
このステアリングには縫い目自体に大きなほつれなどは見られませんが、ステッチ周りのレザーが少し波打っており、縫い目に沿って浮いてしまっています。これは長期間の使用によってレザーが部分的に伸びていることが原因で、ステッチのテンションが変化しています。また、元の縫い目の跡が下地に残りやすいため、張替え時には古い縫い目跡が表に出ないように前後を合わせて慎重に施工していきます。さらに、純正ステアリングやMOMOのようにステッチのパターンが特徴的なものですが、今回はヨーロピアンステッチで縫い合わせます。少しのズレでも見た目の印象が変わるため、縫製も丁寧に行います。
4.ステッチの色褪せ
元々こちらのステアリングはレッドステッチが施されていましたが、長期間の使用により色褪せがとても目立ちます。レッドだったものがグレーに近くなっています。レザーを剥がしてみると内側にあるステッチは綺麗なレッドステッチだったので、紫外線や汗、経年劣化によるものだと考えられます。ストレートステッチからヨーロピアンステッチのようなステッチの変更カスタムもございますので、ぜひ一度ご検討ください。
5.縫い穴の広がり
元のステッチの縫い穴は、経年劣化やレザーの伸びにより穴が広がって楕円形になったり、線状に引っ張られた跡が残ってしまうことがあります。こちらのステアリングはステッチラインに沿って軽い浮きや波が見え、これは縫われていた部分のレザーが部分的に伸び、穴が広がってしまったのが主な原因です。また、ステッチがその跡に引き込まれてラインが曲がったり、美しい真っ直ぐな縫い目を出すことが難しくなります。同じような元のステッチパターンを再現する場合は、穴の間隔やピッチを正確に計測し直さないと既存のものよりも違和感が出やすくなります。特にMOMOのように縫製がデザインの一部になっているステアリングでは、ステッチラインの美しさは仕上がりの印象を大きく左右こともあります。
【ステッチの種類】
当店では主に2種類のヨーロピアンステッチ・ベースボールステッチができます。またその他にもお客様のご要望に合わせてステッチの変更は可能ですので、ぜひ一度お問合せください。
〇ベースボールステッチ

ベースボールステッチとは、ステアリングやシフトノブのレザー縫製で用いられる代表的な縫い方で、糸が左右から交互にクロスしながら進むのが特徴です。その名の通り、野球ボールの縫い目に似ていることからこの呼び名が付いています。クロスする糸が表面にしっかり見えるため視覚的なインパクトが強く、スポーティで手作り感のある雰囲気がつくれます。また指に触れる縫い目が多いため、グリップ感を好むドライバーには人気があります。一方で、糸が交差するためレザーへのテンションが偏りやすく、丁寧な施工が求められます。色付きステッチにするとクロス部分が強調され、デザイン性を大きく変えることができますので、カスタムには丁度良いです。ヨーロピアンステッチと比較するとややワイルドでスポーティ寄りであり、クラシックカーやMOMO系スポーツステアリングとの相性がとてもいいです。
〇ヨーロピアンステッチ

ヨーロピアンステッチとは、主に欧州車のステアリングやシフトレバーなどで採用される、高級感のある縫製方法の一つです。特徴は、革の合わせ目に沿って 左右平行に2本のステッチラインが走る 点で、一般的なベースボールステッチのように糸がクロスしないため、見た目が他にはないステッチとなっています。縫い目が均一に揃って見え、立体感がありつつも指に引っ掛かりにくい構造を持つため、握り心地の良さでも人気があります。特にBMW、アウディ、ポルシェなどの欧州メーカーが多用しており、「高級内装の象徴」とも言えるステッチです。ステッチをBMWのMカラー(水色・青・赤)や、日産のNISMOカラー(白・赤・黒)に因んだ、ステッチのデザインにすることも可能です。
【よく使われる素材と特徴】

ステアリングの張替えに使われる素材にはいくつか種類があり、それぞれに特有の質感や性能、用途があります。用途や好みに合わせて生地を選ぶことをおすすめします。
・レザー
高級感のある見た目と手入れのしやすさが魅力で、街乗りやツーリングなどの日常的なドライブに最適です。シンプルで飽きのこない質感は、多くのドライバーから支持されています。耐久性も高く、長く使えるのもポイントです。当店では合皮と本革をお選びいただけますので是非一度ご相談ください。
・パンチングレザー
表面に小さな穴が空いているため通気性が高く、滑りにくいのが特徴です。これにより、長時間の運転でも手の蒸れを防ぎ、快適なグリップ感を保つことができます。特にロングドライブや高温多湿の環境での使用に適しており、機能性と快適さを両立した優れた素材です。
・ウルトラスエード
非常に高いグリップ力を持ち、手袋を使用した状態でもしっかりと握ることができるため、主にサーキット走行や競技用途に用いられます。ただし、素手での使用では摩耗が早まる傾向があるため注意が必要です。
それぞれの素材には特徴があるため、自分の使用目的や好みに合わせて選ぶことが重要です。
【ステアリング張替え施工完了】
⚪︎サイド

before

after
〇ステッチ

before

after
⚪︎ステアリング全体


before


after
レッドステッチが映える良いステアリングになりました。ヨーロピアンステッチでは、左右のステッチ幅を平行にすることと、手縫いステッチを施したあとに引き締めるとき左右のバランスを同じにすることがとても難しいです。また、引き締める際に強くしてしまうとステッチ糸が切れることもあります。力加減とバランスを考えながら施工することが満足感を高めることに繋がります。
【ステアリング張り替え後のメンテナンス方法】
⚪︎日常の汚れ落としと保湿ケア
張り替えたステアリングを長持ちさせるためには、日々の汚れをこまめに落とすことが大切です。柔らかいマイクロファイバークロスなどで優しく拭き、ホコリや皮脂を取り除きましょう。革製の場合は、専用のレザークリームやコンディショナーを定期的に使用することで、革の乾燥やひび割れを防ぎ、柔軟性を保つことができます。クリームは適量を手に取り、薄く均一に塗るのがポイントです。
⚪︎環境管理と保管方法
ステアリングは直射日光や高温多湿な環境に弱いため、車内の環境管理もメンテナンスの一環です。長時間の直射日光は革の劣化を早めるため、駐車時はサンシェードの使用や屋根付き駐車場を利用すると劣化防止に繋がります。また、車内の換気を良くし、湿気をためないこともカビや臭い防止になります。これらのケアを習慣化することで、張り替えたステアリングの美しさと機能性を長く維持できます。
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