
スバル インプレッサハッチバックSTI 2.0 WRX 4WD(GRB)/キャリパー塗装/キャリパーリペイント/キャリパーリペア/車両持込/神奈川県
★施工内容★
・キャリパー塗装
↪︎(ブラック塗装、ロゴ→レッド施工)
【キャリパー塗装前の状態】






インプレッサハッチバックSTI 2.0 WRX前期型は発売からすでに13年以上経過しているため、キャリパーのクリアが浮いて剥がれ落ちている箇所が所々に見受けられます。クリアが浮いてしまう現象は、過度な使用で高温から低温までを繰り返しているキャリパーはクリアが剥がれるリスクは避けられません。特にサーキット走行を主として使用している車両はキャリパーの色褪せ、クリア剥げが引き起こっているかと思います。
【キャリパーの脱着作業】



ブレーキパッドを固定しているピンを抜いて、ブレーキパッドを外し、キャリパーを固定しているボルトを緩めて外していきます。最近の車など、輸入車にはブレーキパッドセンサーなどのカプラーがありプラスチック素材のため、割れる可能性もあるので慎重な作業が必須になります。ここで重大な問題が発生。
【キャリパーのネジ山が潰れている】

キャリパー脱着作業中に固定ボルトの片方が手で回るくらい緩んでいる事に疑問を持ちネジ山を確認したところ、キャリパーのネジ山(めねじ)が完全にツルツルの状態になっておりました。ボルトは緩める動作ではネジがなめる事はないので、どこかで一度外して付けている可能性が浮上しました。その付ける際に思いっきりインパクト等で過剰な締め付けをしなめた可能性があります。一度、我々がネジ山を潰したかと思いましたが緩めるだけでネジ山が潰れる事はないので現状の状態をお客様にご報告致しました。このままではキャリパーを取り付ける事ができない状態ですので、タップダイス加工を行います。
【タップ・ダイス加工】


タップ・ダイス加工は一見タップを差し込んで回してネジ山を作るように見えますが、キャリパーの純正取付ボルトが「M12x1,25」の形状で完全にネジ山が潰れているので、M12でのタップ加工でのネジ山復活は不可能になります。ボルトの種類も基本的にはM13は使わないのと、ネジ山をしっかり作るとなるとM14でのタップ加工が最善になります。今回は「M14x1,5」でのタップを行いました。ボルトが太い分ピッチを細かく刻んでしまうとなめりやすくなるためピッチ幅は少し太めの方がしっかりとボルト締まりやすくなります。また、キャリパーを固定するナックル側の穴も拡張する必要があるため、ドリルで拡張加工も同時に行います。
【キャリパー装着作業】


問題のナメたキャリパーも無事に装着できました。ボルトの長さもローターに干渉するか懸念してましたが問題なく取付ができ一安心です。装着後は、エア抜き作業をしっかり行いブレーキを踏んだ時にエアが噛まないようにしっかりとブレーキラインの中にある空気を抜いていきます。
【キャリパー塗装の比較】
















純正のブラックカラーをベースにロゴを純正の白色から赤色に変えることでリペイント+ワンポイントの一味違うアクセントが加わり車体カラーのブラックと相まって足元がオシャレになり、赤色の「STI」がかなり映える仕様に生まれ変わりました。



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