マセラティ クーペ ヘッドライトリペア/ヘッドライト殻割り/ヘッドライトレンズ内側曇り除去/レンズ内側クリーニング/プロジェクターレンズ清掃/メッキ補修/車両持込
- atom watanabe
- 13 分前
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マセラティ クーペ ヘッドライトリペア/ヘッドライト殻割り/ヘッドライトレンズ内側曇り除去/レンズ内側クリーニング/プロジェクターレンズ清掃/メッキ補修/車両持込
★施工内容★
・ヘッドライト殻割り(超音波カット)
・ヘッドライトリペア(ディフェンシブリペア)
↪︎(ヘッドライト研磨、ヘッドライトスチーム施工、PPF施工)
・レンズ内側曇り除去
・メッキ補修
施工前のマセラティクーペのヘッドライトの状態




現状のヘッドライトの状態は、写真ではわかりにくいですがクラックが無数に左右ともあり、レンズ表面全体的に曇りや黄ばみがあります。国産車のヘッドライトは、ポリカーボネート素材が硬いため、クラックが深い場合研磨では除去困難なケースが多く見られます。一方マセラティなどの輸入車では、比較的浅いクラックであれば研磨によって90%近く除去可能になります。表面の研磨から行っていきます。
【マセラティ クーペ ヘッドライト表面研磨】


粗目のペーパーで深いクラックを除去した後、細目のペーパーへと段階的に移行し、研磨ラインを浅くしていきます。その後スチームクリーニングで透明度を回復させます。表面研磨を行っても、インナーが曇っていると美観も光量も確保できないため、内側のクリーニングが不可欠です。スチーム施工後は、PPF施工を行いレンズ表面のリペアを終わらせてからヘッドライトを外していきます。
【マセラティ クーペ ヘッドライトの外し方】



多くの輸入車ではヘッドライトユニットを外すために、フロントバンパーの脱着が必要ですが、車種により異なる場合もあります。マセラティ クーペは以前にもヘッドライトは外しておりますので外す作業に手こずることはありませんが、初見は本当に外すのが大変です。経験上にはなりますが、バンパーを外さないヘッドライトはホイールを外す事が多いかと思います。また、インテークパイプなどヘッドライト以外を外さないといけない部品が多いことがあります。バンパーを外さなくてもヘッドライトが外せる構造の車は一見簡単そうに思えますが、バンパーを外してヘッドライトを外した方がむしろ簡単なくらい外す部品が多かったり、ヘッドライトを知恵の輪のように車体から外さないといけないので整備関連の知識がないと外すのが厳しいこともございます。
【ヘッドライト殻割り・レン内側曇り除去】





ヘッドライトの“殻割り”とは、ヘッドライトユニットを構成する**レンズ(透明カバー)とハウジング(黒い本体)**を分離する作業のことです。この作業によって、ユニット内部の清掃や補修、LED加工、プロジェクター交換などが可能になります。マセラティクーペのヘッドライトの殻割りは超音波での殻割りになります。従来は、ヒートガンや工業用オーブンを使ってユニット全体を加熱し、レンズとハウジングを接着しているブチルゴムや接着剤を軟化させて分離する「熱分解方式」が主流でした。しかし、この方法はリスクが高く、特に輸入車や高級車のライトユニットでは、以下のようなトラブルを引き起こすことがあります。①レンズの変形や黄ばみ①ハウジングの溶けや変形③接着部が切れず割れてしまう④熱による樹脂部品のダメージそれらのトラブルを引き起こさないために使用するのが超音波カッターになります。超音波カッターとは、高周波振動(通常20kHz以上)を刃先に与えることで、樹脂やプラスチックを摩擦熱に頼らず低圧力でカットできる特殊な工具です。刃先が1秒間に数万回振動することで、硬い接合部もスムーズに切断できます。特に自動車のヘッドライトのように、素材が熱に弱い・複雑な形状をしている・再接着の見栄えが重要といった条件を持つ場合に効果を発揮します。
【インナーメッキ補修】





メッキ部分のインナーパーツを接着部分から壊さない様に取り外します。素材はプラスチック等でできているので、簡単に割れやすい部品になりもし壊してしまうとこの部分だけのパーツ供給はないのでヘッドライト丸ごと交換になってしまいますので慎重な作業となります。また、メッキ補修はメッキ加工ではなくメッキ塗装となります。暗めのメッキをご希望でしたので最初より若干暗めのメッキ塗装に仕上げました。インナーが濃いブルーになりますので暗めのメッキがかなりマッチしている印象になりました。
【プロジェクターレンズ清掃】




今回の作業依頼にはありませんでしたが、殻割りをする機会など他にないのと、かなりレンズが汚れていましたので清掃させていただきました。かなり見栄えと、レンズの曇りによってカットラインがはっきりしないこともありますので、組み付け後はかなり光量等は改善されると思います。
【ヘッドライト殻閉じ】

ヘッドライトインナー部分のパーツを配線以外全て分解しての作業になるため、分解から組み付けまでの工程を熟知していないと組み立てが不可能になってしまうケースも少なくはありません。ディーラーの整備士でも分解、組み立てはできないレベルの技術になりますので組み立てた後、ロービーム、ハイビーム、ポジション、デイライトが点灯しない事のないように組み立てを行っていきます。地球上にマセラティクーペのヘッドライトの分解図など存在しませんので分解・組み立てには経験と知識のみが頼りになります。
【施工後のマセラティクーペのヘッドライトの状態】

Before

after

Before

after

Before

after
現在では、WEBでDIYのやり方が事細かく記載されており、 DIYで施工される方が増えてきています。ですが、WEB上には正しくない施工方法も記載しており、失敗してヘッドライトを再度購入している方や、しっかりと密閉されていなく結露してしまうケースも多く見受けられます。失敗した場合は、業者に依頼するとDIYで通常とは違う依頼になってしまうので別料金がかかってしまったりします。レンズ自体が割れてしまった場合、もともとのレンズは使用できなくなるため、ヘッドライト本体ごと新品交換、もしくは中古品を探して交換しなければいけなくなります。新品ヘッドライトを購入したりと失敗すると通常に依頼するよりも出費が増えてしまいます。レンズ、ハウジングの単品での販売は、基本的には行われていません。特に、経年劣化によりレンズに細かな傷が無数にできた状態のヘッドライトは割れる可能性が高いので注意しましょうヘッドライト殻割りが出来る業者は日本全国をみても数が少なく、さらにその中から殻割りを専門に行っている業者は片手で数えれるくらいしかいません。ヘッドライト殻割りには熱分解と非熱分解で殻割りできるヘッドライトがあるので超音波カットができない業者もいるためさらに殻割りできる業者は少なくなります。本来殻割りできないヘッドライトを超音波カットするのでその後の防水処理が不適切に行われるとヘッドライト内部で水漏れの原因になります。ヘッドライト殻割り後にアフターフォローのある業者選びが重要になってきます。アフターフォローとは防水保証期間が付随している業者で弊社は非熱分解では防水保証が5年、熱分解では1年とアフターフォローをさせていただいております。
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