BMW e92(3シリーズ) ヘッドライトレンズ交換/ヘッドライト殻割り/ヘッドライトクラック黄ばみ除去/車両持込
- atom watanabe
- 12 分前
- 読了時間: 6分

BMW e92 (3シリーズ)ヘッドライトレンズ交換/ヘッドライト殻割り/ヘッドライトクラック黄ばみ除去/車両持込
★施工内容★
・ヘッドライト殻割り
・ヘッドライトレンズ交換
【ヘッドライト施工前の状態】





1. 広範囲な濁り(白濁・黄変)
レンズ表面が全体的に白っぽく濁り、わずかに黄色く変色している状態です。これは、長期間紫外線を浴びたことでポリカーボネート素材が化学変化を起こし、表面の保護層が劣化・分解したためです。
影響: 透明度が失われ、光の透過性が大幅に低下します。光が正しく前方に届かず、夜間走行時の視認性が悪化し、安全性に深刻な影響を与える可能性があります。
2. レンズ表面の深いスクラッチ・擦り傷
レンズ表面全体に、洗車時の摩擦や走行中の飛来物によって生じた複数の線状の傷や比較的深い擦れ跡が確認される状態です。
影響: 光を乱反射させ、照射ムラや照度低下を引き起こします。キズの隙間から紫外線や汚れが浸透しやすくなり、さらなる劣化を促進します。放置すると透明度低下やひび割れに繋がる恐れがあるため、早めの対処が望まれます。
3. レンズ表面の光沢がない(マット化)
レンズ全体が艶を失い、光を鋭く反射しないマットな質感に変化している状態です。これは、紫外線や熱の影響で表面の保護コーティング層が完全に劣化したことを示します。
影響: 透明感や光の透過性が大幅に低下し、照射光が拡散して夜間走行時の視認性に悪影響を及ぼします。見た目もくすんで車両全体の印象を古く見せます。劣化が進むと研磨などの表面処理での改善が難しくなるレベルと判断されます。
4. レンズ下部の汚れの堆積
特にレンズの下縁(エッジ)付近に、水垢や埃が固着したような汚れが堆積している状態です。これは、走行中や洗車時に入り込んだ水分がレンズ表面を伝って流れ、汚れが留まり乾燥と湿潤を繰り返すことで発生します。
影響: 表面に強固に付着しており、通常の洗浄では除去が困難です。見た目の悪化だけでなく、レンズ表面の劣化を加速させる恐れがあり、進行した劣化のサインといえます。早期の対策が推奨される状態です。
5. ハードコートの微細なひび割れ(クラック)
レンズ表面に広範囲な黄ばみや白濁が見られることから、保護しているハードコート層に熱や紫外線の影響で非常に細かい網目状のひび割れ(クラック)が発生している可能性が高い状態です。
影響: クラックはレンズの透明度をさらに低下させ、光の透過率を大幅に悪化させます。夜間の視認性が損なわれ、安全性にも影響が及びます。また、クラック部分からの水分・汚れの浸入により劣化が進みやすく、適切なメンテナンスや交換が必要となります。
【ヘッドライト殻割り】

ヘッドライトレンズ交換の基本工程:「殻割り」
ヘッドライトレンズを交換するためには、まず「殻割り」と呼ばれる分解作業が必須となります。
1. 殻割りの手法
殻割りとは、ヘッドライトユニットのレンズ(カバー)と本体(ハウジング)を分離する工程です。通常、これらは強力な接着剤やシーリング材で完全に密閉されています。BMWのような輸入車は通常、超音波カットでの分解になりますが、e92には国産車と同様にヒートガンやオーブンを用いて接着材を加熱し、柔らかくしながら慎重に分離していきます。
2. 作業の難易度とメリット
この作業は、温度管理や力加減を誤るとレンズやハウジングを破損する可能性があるため、慎重さと高い技術が求められます。
殻割りによってレンズを取り外すことで、レンズ交換だけでなく、内部のリフレクターやプロジェクター部の清掃や補修、カスタムといった作業を同時に行うことが可能になります。
3. 殻閉じと仕上がり
分解後の組み付けでは、新しいレンズを取り付け、再接着・防水処理を確実に行うことが重要です。これにより、純正と同等の仕上がりと耐久性が確保されます。
【ヘッドライトレンズ交換、車体装着】






分解作業が完了した後は、劣化や損傷のあったレンズを取り外し、新品のレンズに交換する作業を行います。新しいレンズは、事前に形状や寸法、取り付け位置などを正確に確認し、ズレや浮きが生じないよう丁寧に装着します。
1. 密着性と防水性の確保
レンズの接着には専用のシーリング材や接着剤を使用し、密着性と防水性を確保することが極めて重要です。また、レンズ装着後は必ず全体の圧着と防水処理の確認を行い、水やホコリの侵入を防ぎます。
2. 機能面と耐久性の維持
正しく取り付けることで、純正同等の性能と耐久性を維持でき、長期的にクリアな視界と安全性が確保されます。レンズ交換は、見た目の美しさだけでなく、機能面にも大きな効果を発揮します。
【施工前・施工後の比較】










施工完了:新品クリアレンズ交換後の効果
新品のクリアレンズに交換したことで、ヘッドライトの透明度が大幅に回復し、まるで新車のようなフロントフェイスへと生まれ変わりました。今回の作業では、まず殻割りによる分解を実施し、レンズ内部に付着していたホコリや汚れの清掃、およびリフレクターや内部パーツの点検も同時に行いました。新品レンズの装着後は、専用のシーリング材を使用して再接着と防水処理を丁寧に行い、密閉性と耐久性を確実に確保しています。
機能面での向上
仕上がり後の照射テストでは、光が均一に拡散し、明るさと照射性能がしっかりと復活したことを確認しました。これにより、夜間走行時の視認性も大きく向上し、安全性の面でも十分な効果が得られています。結果として、見た目の美しさだけでなく、機能面でもご満足いただける施工内容となりました。
RISH独自の安心防水保証と施工店選びの重要性

1. 他店との違い:防水保証の提供
多くの他店では、ヘッドライトの殻割り・殻閉じ作業に基本的に保証が付かないケースが多く見受けられます。このため、せっかく施工したにもかかわらず、再結露や水の混入が発生した際、保証がないために再施工を受けることができず、そのまま使用せざるを得ない事態も少なくありません。弊社(RISH)では、お客様に施工後も安心してお使いいただくため、独自の高い防水処理を施しています。そして、殻割り・殻閉じを行ったヘッドライトに対し、最大5年間の防水保証をお付けして施工いたします。施工後に、殻割りした部分からの水の侵入が確認できた場合は、責任をもって再施工させていただきますので、保証書は大切に保管してください。
2. 依頼の推奨
ヘッドライトの殻割りは、職人であっても難易度の高い作業です。そのため、施工できる業者は限られますが、依頼する際は、確実な作業の上に、弊社のような防水保証付きサービスを備えている施工店を選ばれることをおすすめします。ただし、超音波カッターを用いたヘッドライトの分解については、その作業の特殊性のため、事前に必ずお問い合わせくださいませ。





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